「ダブル前衛」という言葉には、このスタイルは何か特別なものであるようなニュアンス
がありますが、実はそうではない・ということを分かって欲しいと思っていました。25年
前に八尾庭協に入った時から、本来テニスはこれが良いのではないかと言い続けてました
が、当時は笑われただけでした。でも、前衛がストローク力を身につけ、後衛も前衛がで
きるの
が最も強い良い形だろうと信じていました。ルールが変わり、前衛も後ろでストロークも
行わなくてはならないとき、後衛が前にいてくれたらなぁと思うのは僕だけでしょうか?
今回東山さんと組んでみて、初めてペアと対等な気分でテニスができたという感じがしま
した。前後衛で組むとどうしてもどちらかが組み立て、どちらかが合わせていくのは自然
な流れです。ボールにさわる回数の少ない前衛はどうしても後衛の頭を理解しながら自分
を試合にはめ込んで行かざるを得ません。名ペアはその壁を乗り越えて一人のプレーヤー
が試合を行っているようにプレーします。それは素晴らしいことです。本来ダブルスの究
極はそういうものです。ただ、それとは別にお互いが1/2の頭と力でやれればもっともっ
とテニスが楽しめるのではないでしょうか?昨年の世界大会以来、日本連盟はダブル前衛
に全てのペアを変えようと躍起です。でも、形だけを真似てもおそらく勝てないでしょう
。韓国、台湾はダブル前衛とは違います。二人のシングルスプレーヤーのダブルスなので
す。それを理解しない限り日本に勝利はないでしょう。
ちょっと話が逸れました。新しい試みは、連盟の人々や他の人たちにも新鮮に映ったので
はないでしょうか?もしそうだとしたら、皆さんもやってみませんか?少なくとも僕たち
は非常に楽しかったしとても気楽にやれたのが実感です。最後になりましたが、C級と同
日になり、応援もできたし、たくさんの人に見て頂き応援有り難かったです。八尾のみん
なのスクラムは本当にいいなと実感した次第です。次も頑張るぞー!!
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