全日本シニア50歳の部 優勝 小早川・高原組
70歳の部 優勝 余田 ・松尾組
有限実行の優勝は、さすが余田名誉顧問。
さて、50歳の部ですが東山・高橋組は前年度の成績によるシードの重圧にほとんど自分
達のテニスが出来ずに、あえなく初戦敗退、そのおかげ?か、大会全体の雰囲気を十分に
味わうことが出来ました。 取り分け身内選手への応援にまわり、その選手たちがそのま
ま決勝まで残り、果ては優勝の栄誉をその手に収めるまで全ての試合を見届ける時間を持
てました。小早川・高原組の試合内容はおそらく本人達以上に詳しく説明できるくらい、
覚えていると思います。とにかく小早川選手は、初日、二日目を通して絶好調をキープ。
本人曰く「5年に1回のアタリ」とかと言うほどで観客が唸るボールを随所に連発してい
ました。そして高原選手と言いますと、初日は傍目に見ても決して調子が良く無く、後衛
の小早川選手の踏ん張りに助けられた感はぬぐえません。一番の山場は4本決めや準決勝
の谷尾・杉野ベアでも決勝戦でもありません。4回戦ファイナル8−6で下した綱島・小
森ペアとの対戦でした これで万事休すか!という展開をことごとく凌ぎ切り勝利を掴み
取ったのが、この大会全7試合の中で一番苦しかった
ゲームだったと思います。
2日目は、前日の不調が嘘のように高原選手の調子が上がり、準々決勝、準決勝、決勝と
応援していて心配する場面がほとんど無い圧倒的と言えるほどの強さを見せての勝利でし
た。小早川選手の調子の良さもさることながら、1日目の悪い箇所を翌日には修正して、
好調時に戻すと言う離れ業をやって見せた高原選手には期待はしていたものの、その変貌
ぶりは本当に驚きでした。ローカル大会に各地へ積極的に参加を続けた長年の経験を生か
した集大成ではなかったでしょうか。
自分のテニス人生で人の応援をして、これ程の感動を受けたのは後にも先にも始めての事
でした。本当におめでとう、全日本チャンピオン!!
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